なんでも良しとしとくれよ。

そういうことです。

ファンタジーオンアイス2022名古屋、のはなし

「人生で一度でいいから、羽生くんが滑るスケートを生で見たい」と言っていた母を連れ、6月3日、名古屋のガイシホールへ行ってきました。

テレビ放送などもされている様なので細かくは書きません。私はフィギュアスケートはオリンピックで見る程度のペーペーなので、全く詳しくありません。感じたことをポツポツ書きます。

開演40分前に会場の最寄り駅に到着、駅の入口まで行列が出来ていましたが、開演時間ギリギリには着席出来ました。ほっ。

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3階席の最前列でこのくらいの距離。これがまた絶妙な距離で、すごく良かったです。思ってたより近いので、ギリギリみんなの表情が見えるくらい。シルエットで誰なのかもちゃんと分かります。より近い場所で見ると迫力があって人間らしく、より遠くで見るともっと妖精の様に見えそうです。この距離はお人形さんの様に見えました。

 

とにかく、出演者全員が格好良く!!可愛い!!ぴかーって光ってました。ひとりひとりの魅力がプログラムにギュッと詰まっていて…正直誰が良かったとかじゃなく、全員がキラキラしてて最初から最後までドキドキ見ていました。胸の前でずっと手を握りしめてました。

今パッと浮かぶのは、三原舞依さんのNever Enough、田中刑事さんのSomewhere In Time、織田信成さんのHold Me In Your Heart、羽生結弦さんのReal Face、ガブリエラさん・ギヨームさんペアの演技、このあたりが印象に残ったのだと思います。

オリンピックでは見られないスケートのアクロバット、フライングオンアイスは釘付けになりました。宙に浮いたスケート靴の刃先からこぼれ落ちる氷の粒がきらきら光っているのも、静かなプログラムで聞こえる滑走音も、とにかく綺麗でした。姿勢の美しさ、スピードの速さ、ジャンプやキックの高さ、みんなとんでもない柔軟性や体幹をしているのだなぁと改めて。たまに滑りながら膝を氷につけていたりするけど、あれは痛くないのかな…。

想像はしてましたが、羽生さんのオーラ、主人公感がすごかったです。オープニングで暗闇の中ステージの隅に居ても『あっ、今あそこに居るな…』と分かる。端でつまずいてステンと転んでいたのが、ちょっと可愛らしかったです。大会のプログラムと比べるとジャンプの数は少ないので、エンディングでみんなジャンプを跳んだりバク転したり、自由に振る舞う姿を見れるのも良いな〜とほんわか。

 

それにしても…テレビで見てる方を実際見ると、同じ空間にいるはずなのに、幕を一枚隔てているみたいな不思議な感覚がするのですが、それは有名人でも芸人さんでもスポーツ選手でも同じなんだなと気付きました。何度見てもそんな感じなので、どこかで別の世界だと思っているのかもしれません。

講演後に物販でタオルとパンフレットを買えて、ちゃんと物としても思い出を確保出来ました。母は「また見たいし、もっと近くでも見てみたいな〜!」と言っていた。私も同じ気持ちですがなかなかの贅沢な時間だったので、またいつか、ですね。

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