なんでも良しとしとくれよ。

そういうことです。

雨降りの七夕に考えたこと

好きな人と一緒にいることは難しいのでしょうか。

好きな人を大切にする事と、好きになってくれた人を大切にする事はちょっと違うので、両思いだった場合の話。

ずっと一緒にいるために努力が必要になってきて、合わないと思う部分を、干渉しないようにしてみたり、お互いにすり合わせてみたり、色々とやりようは多分あるのだけど

長い間ずっと一緒にいると、同じくらいの温度感が続いていって、みんなそれに飽きてしまうのでしょうか。

 

うたプリ、好きな人をひとりに、と考えると美風藍くんだなぁと思ったのですが…

f:id:painful-ira:20200708231440j:image

なんと彼は失踪したアイドルを模したロボットだったそうで…11人の素敵な男の子たちがいる中で、この子が好き!と選んだ子がロボットだったとなると、いよいよ自分の事が分からなくなってきました。ロボットでも人間でも好きなキャラは好きに変わりありませんが。

 

二次元の作品に好きな人が出来る*1という事の良い点は、決して相手が画面から出てこない事と、自分の気持ちが相手に伝わる事が永遠にない代わりに、軽蔑もされない事だなと思いました。気を使わせる事もなく、嫌な気持ちにさせる事もないので、普段の恋愛などより気楽に「かっこいいなー」とか思っていられる所だなぁと。逆に言えば影響を与えられませんが、駆け引きとか、記事の頭に書いたような気持ちの擦り合わせをしない出来ない、その虚しさの代わりに永遠にそこに居てくれる感覚かも知れません。なんかカッコよい感じに書いてますけど、体感として得てるわけじゃなく、なんとなくです。

 

恋人にコーヒーを淹れようとして、やかんをひっくり返してしまったことが昔ありました。「なにしてるの、コーヒーも淹れられないの?もういいよ。火傷してない?俺がやるから」と言って片付けてくれました。

私はあらゆる経験の浅い女で、なんでも出来る上に恋愛経験が豊かな彼に試されている感覚にどうしても緊張してしまい、コーヒーもまともに淹れられませんでした。ごはんもなぜかうまく炊けませんでした。

好きな人を意識すればするほど不器用になって、嫌われたくないなと怯えていました。今お付き合いしている人がいないので分かりませんが、おそらくそれは今も変わっていない気がします。

梅雨で空気がしっとりしてくると、これをたまに思い出して、もし私がこの時に戻ったら彼に何と言ってどう行動するだろう、と考える事があります。

 

最近「好きな人に嫌われないようにびくびくドキドキしてばかりだと、悪い人につけ込まれるよ」と言われて、少し考えてしまいました。

私は単純に誰かを好きでいる時の方が明るくなれて、色んなことが頑張れるから、自ずと献身的になれますが、それは悪い方に向かってしまうこともあるのかな、と。

だからもっと単純に、好きな人を大事に出来ればいいな。自分の気持ちや想像で相手を大切にする事と、相手の気持ちを聞いて大切にする、そのバランスをいつもとりたい。今まで意識していなかった訳ではなく、これからもっと。

恋人だけじゃなくて、友達とか知り合いも。人間だけじゃなくて、動物も植物もロボットも。大事にするっていうのが難しいのは分かってて書いています。

自分を守ることだけに目を向けないようにしないと、保身に走ってばかりになりますね。

*1:推しとも言うのですが、推しと、好きは、ほぼ同じだと私は捉えている