母が最近ずっとそわそわしています。
理由は分かっているのですが、私に出来ることは見守ることくらいです。
ネット上での質問に答えることはたまにありますが、個人的に、ネットはほぼ架空だと思ってます。(一昔前の考え方だとは思います。)今まで生きてきて、実生活で一番よく聞かれるのは『どうしてそんなに待てるの？』という事でした。
聞かれるたびに考え、1番しっくり来たのは、『母を見ていたから』でした。
私の父はアルコール依存症で、統合失調症で、うつ病でした。一応今はすべて克服している様に見えます。行方不明になったり、事故を起こして入院したり、本当に色んなことがありましたが、母は離婚を選びませんでした。
理由としては、子供が4人居るから、北海道から栃木に越してきて実家が遠いから、恋愛して結婚したからだと言っていました。
時代的に、今よりバツイチへの視線が冷ややかだった事もあると思います。きっといつか元気になると、信じていたというのも理由かもしれません。
たとえ自分の存在が人を変えることが出来なくても、変わりたいと思い悩む人間が変わっていく事を待つことは出来るのだと思います。だから2週間、半年、3年、10年と待っていられる自分がどこかにいるのです。待ち人がどこにいても、何をしていてもかまわないのです。変わった瞬間を目撃できなくても良いし、思ったような方向に向かわなくても良いんです。ゆったり待てば良いのです。時間は有限ですが、信じて良いと思える相手なら、それで良いと思います。
逃げ恥でガッキーが発した「愛情の搾取」という言葉に驚いたのは今でも覚えています。「好きだから」という愛情の気持ちを利用して、労働力をタダで使おうとするのは「搾取」であり、「好きならば、愛があればなんだってできるだろう」というのは「愛情の搾取」なのだそうです。
はあ〜よく考えたものだなと思いました。言われてみればそうなのですが、私はそんな事を考えながら恋愛できるほど器用ではありません。好きになった人が好きで、何をされてもかまいません。ただ嫌なものは嫌で嫌悪感を持つ人間なので、これくらい論理的に、ちょっと小賢しいくらいの、気の強い女の子になりたいなと思いました。
すいません。べつに、それだけです。待ち人は待ちましょう、待ちたいなら。ってだけです。
指をスライサーでちょん切りました。4日目の今日も少し出血して怖くてキズパワーパッドが外せません。うおーんうおーん。
