なんでも良しとしとくれよ。

そういうことです。

その3(レジン加工、仕上げ)

【加工】

作業しやすいように、要らない小物ケースなどに両面テープを貼って、そこに作品を固定します。

アクリル絵具で着彩したい部分を色付けて、よく乾かしましょう。

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表面(線画を描いた面)にデコパージュ液を塗ります。乾くと透明になるので、2度塗りしましょう。この作品の場合は縁まで黒く塗っているので、脇も塗ります。レジンは油性ペンと相性が悪いです。この作業を飛ばすと、レジンを乗せた時に油性ペンの部分が滲んでドロドロになるので必ずやりましょう。

裏面には塗らないでください。色鉛筆の着色が滲んでしまいます。乾いたら、レジンを乗せていきます。

 

【レジン、ホログラム】

量は上手く説明できませんが、ライトを当てないと固まらないので、焦らなくて大丈夫です。竹串などを使って、フチの方までなるべく均一に伸ばします。表面張力があるので、雑にやらない限りは、こぼれたりしないです。

ある程度伸ばしたらホロやラメを乗せるのですが、レジンは表面をプカプカしてる状態なので、レジンを均一にのばせていないと、置いた場所にピタッとホログラムが留まらないです。

なので、硬化するまでの間にホログラムが動いてしまう事もあります。キャラクターやロゴなどのすぐそばに、大きいホログラムはなるべく置かないようにしましょう。

気泡が出来ていると思うので、つまようじなどで気泡をつぶした後、チャッカマンで炙ります。(エンボスヒーターが安全です)

炙ると、つまようじで取りきれない細かい気泡が浮いてきたり消えたりするので、取り除いてから硬化します。穴を開けている場合は、レジンで穴を塞がないように注意しましょう。

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液によりますが、3分くらいで大体固まります。着色しているともう少し時間がかかります。触ってあまりにベタベタしている場合は硬化不良です。硬化を確認する際、指でペタペタ触ると指紋がつくことがあります。つまようじなどでつんつんしてみると良いかもしれません。

【着色したレジンがどうしても固まらない場合】着色料の割合が多いかもしれません。私はそれで失敗したので(特に黒は固まりにくいです)黒くなる部分はあらかじめ油性ペンで塗りつぶしました。初心者なので、技術が足りない部分はうまくカバーしていくしかないかなと。。

【裏面にピンや磁石を付けたい場合】レジンを伸ばしてからピンセットなどでつまんで静かに置いて、勝手に動かないかどうか確認してから硬化しましょう。物によりますが、コーティングした後に瞬間接着剤などでも大丈夫です。

【反対側に液が垂れてそのまま硬化してしまった場合】

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裏をコーティングした時に表まで液が垂れてしまいました。盛り上がってしまった部分は、ネイルファイル(ヤスリ)で削って、なるべく平らにさせます。粉をよく拭き取って、もう一度表面を全体的にコーティングすると、目立たなくなります。ちょっと分かりにくい写真ですが。

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表、裏とレジンコーティングして、表にホログラムなど乗せてコーティングした場合は、もう一度、今度は何も混ぜずにコーティングします。

側面も出来ればコーティングします。私はコーティングしてもちょっとベタつくな、と思った時はネイルファイルで削って整えました。エタノールを含ませたティッシュで綺麗に拭き取って出来上がりです。

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人に渡すものを試しにカバンにつけたけど、思ったよりかわいいかも。

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ふー、おつかれちゃーんでしたー。