なんでも良しとしとくれよ。

そういうことです。

なんでもないにっき

20日

母とずっと行きたかったパン屋へ。

平日昼間なのに、お昼だからかお客さんがたくさん。小さく狭いパン屋だけど、イートインもほぼ満員…。

すごいなぁと感心しつつ、鳥のハニーマスタードバゲットサンドと、キャラメリゼされたアーモンドが乗ったパンを買う。

食べれないまま大学病院へ。手続きなどが済んでから、石橋の方へ。

スーパーに入って、そこにあるカフェスペースでパンを食べる。

どっちのパンも想像より硬くて、私の歯、流血。笑。

アーモンドのほうは端が少し焦げてて苦かったけど、まあおいしい。想像通りの味で安心。

バゲットのほうは、思っていたのと違って美味しくて。

ハニーマスタード、って、マスタードのツンとした感じがしちゃうのかな?と思ってたけど、

優しい味で、スライスオニオンも辛味がなく。

種類が豊富で、丁寧に作っているのがよくわかる。そりゃお客さん増えるわ。。。

このパン屋は数年前、友達が店舗デザインしたお店で、移転当初から来たかったのだけれど、あっという間に何年も経ってしまった…。

外観もかわいいし、内装もさすがあの子だな〜としみじみ。仕事を辞めてしまったのが惜しい。

併設されているお店を見て回って帰宅。

 

21日

久しぶりの歯医者さん。

以前の歯医者は少し遠く、とても通えず…今回は近くに。

‪風が強すぎて初回から遅刻するところだった…ギリセーフで間に合って、予約したのに30分待ち。笑。

見えない所にもちょこちょこ虫歯があるみたいで、今日はクリーニングとレントゲンだけでおしまい。あと虫歯の進行を遅らせる薬を塗布してもらって治療は次回から。はー、一体どれだけの時間とお金がかかるだろう。。。

金銭的に月に2〜3回が限界かなぁ。もっとたくさん通って早くおわしたいけど、歯科医が1人と衛生士が数人しか居ないようで、予約も全然取れないので、根気だなぁ…。

13時過ぎに帰宅して、すぐ姉と母と家を出る。

結構遠い病院まで、じいちゃんのお見舞い。脳梗塞は、何回めなのだろう。はやく、元気になるといいのだけど。

そんなおじいちゃんにすら心配される私、生きてる価値なさすぎるなとしみじみ思うと同時に、ほっといていいから、こんなクソアマのこと考えずに早く元気になってよ、と思ったのだった。

時間をめぐる冒険

不必要な記憶が脳から消えそうな時、人はその記憶に関わる人間の夢を見ると聞いたことがある。毎日画面を通して見ているからか、先日はしみけんさんが夢に出てきた。内容は忘れてしまったけれど、久しぶりに夢を見たことと、夢に人間が登場したことに驚いた。その夢の中では他にもう一人、どこかで見たことがある女性が私の頭を撫でてくれていた。

 

7時44分。人の少ない小さな駅についたら雨が降っていた。傘をさそうとして、ひとりの女性が目にとまった。

彼女が私より先に改札を通って歩いていくのを私は見ていた。ふたたび目にした今、カバンを弄って傘を探している様子なのが、背中の丸まった後ろ姿からもう分かった。

「あの、傘ないんですか?」と尋ねてみたら

「あっ…そうなんですぅ」と返事が返ってきて。

「よかったら、どうぞ」とオドオドしながらビニール傘を差し出した。

「えっ、あっ、いえいえ」

「私、折りたたみ傘もあるんで。。。このやっすい奴でよければ…」と微笑んでみる。

「じゃあ、お言葉に甘えて…」と受け取ってくれた。

カバンに入れたままにしておいた、黒い男物の傘をさして、私は職場へ向かった。

 

私は自分がどんな人間なのか、よく分かっていない。

27年間自分として生きているのに、おそらく何も分かっていない。

知らない女性が困っている時、傘を渡せる。

たまに会うだけのおばさんとふたりぼっちでも、熱中症になりそうでも、仲良く仕事ができる。

会ったことのない人間にも胸をときめかせることができる。

胸がキュンとしたことのあるAV男優の出ているAVは、興奮はするけど刺激にならない。

 

19時44分。私はひとりでフラペチーノを飲んでいた。仕事が終わった後、病院の検査結果を見直して落ち込んでいた。

特別美味しくもない、さほど不味くもない、どうしてこの飲み物が、この値段なのか?

普段考えないことがふいに頭をよぎって苛立ってきたので、テーブルを拭いてから席を立ち歩き出した。

妙に足が重く感じ、ゆったりと駅構内を歩いていたら、後ろから小さい声で呼び止められた。

返事をせずに振り向くと、どこかでみたことのある顔で、急に右耳の上が痛んだ。

「このあいだ、傘貸してくださいましたよね」

乾いて綺麗に整えられたビニール傘を差し出され、ああ、と思い出す。今朝わたしの頭を撫でてくれてたのは、この人だ。

「あっ!そうです!●●駅ですよね?覚えてたんですね!?」と言いながら受け取ると、一度遠慮したものの実際はすごくその時助かったようで、何度も何度もお礼を告げられた。

 

返ってくることのない傘だと思っていたので、わたしは少しだけ不思議な気持ちでホームへの階段を降りた。

例えば、同じ日に夢に出たふたり。彼女と、AV男優のしみけんさん。私の人生において必要な人間は、どちらなのだろう、と考えていた。

彼女は直接私と対面し、言葉を交わし、物を貸し借りして、多分もう会うことはない。

しみけんさんは画面越しに姿を一方的に見て、ツイッターで言葉を読み、一回だけお返事をもらって、やんわりと知識をもらっていて、多分自然には会えることがない。

ふたりは違う形で私の人生に関わっていて

今までに関わった人みんなが、きっと私の人生には必要だった人で

そう思う私がいれば、きっとそう思わない誰かもいて、良い悪いも正しい正しくないも判断されることはないのだろうけれど

私は相手を言い訳にせず生きていられてるのかな、と思った。おそらく、出来ていない。

他人の一言に傷付いたり、反応したりするのは、なにも人脈が多くたくさんの言葉を浴びせられる人間に限ったことではなくて

通りすがりに聞こえた言葉が胸に刺さることも、真摯に向き合ってくれている人の言葉が耳に入らないことも、当たり前にあることだと、私は、昔から受け入れていた。

私の言葉が届かないのは何故だろうと、ずっと悩んでいたことがあったけれど

やっと理解できたと思う。私の伝え方や、気持ちの問題じゃない。相手が受け入れようとしない限り、それは決して届かないものなのだということ。

 

あらゆることに興味津々な顔をして、頷きながらメモを取る女を目の前にして

『これは、芝居だな』と感じていた。

純粋でひたむきだなんて、私は思わない。

私は、これでも女なので、女の計算ごとには、きちんと敏感であり

優しさもあるので、それをわざわざつついたり、その女に惹かれる男に警告はしない。

こんなに欲望が渦巻いている中で、食事をしたくないなと思いながら

19時44分。居酒屋で私は痛くなってきたお尻をなでていた。

 

 

『ガラスの仮面』(美内すずえ著)を読む

私は幼い時から漫画が好きだけれど、読んだことがなかった。

自分が生まれる前の漫画も、名作は名作に変わりないのだけれど、そういう漫画は触れるきっかけがなかなかないんだよね。

そういう作品で印象に残ってるのはドラゴンボールスラムダンクくらいかもしれない。

ガラスの仮面は、数年前にアニメ版を見ていたので、ストーリーや展開は分かってる状態で読みました。

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あらすじとしては、片親で貧乏な家に生まれ育っている北島マヤ(中央)が主人公。

ドラマや芝居が好きで、一度舞台を見るとすべてのセリフを覚えてしまうような才能がある。

それに気付いた往年の大女優、月影千草はマヤを女優として育てていく。

一方、その頃すでに演劇界で頭角を現していたのは、お金持ちの家に生まれ、大女優の母親と映画監督の父親を持つ姫川亜弓だった。

千草は自分が主演をした幻の舞台である『紅天女』を、マヤか亜弓を後継者にするため、二人を指導していく…というのが話の本筋で

紅天女』の上映権が欲しい『大都芸能』の若社長、速水真澄もそこに加わっている。

 

面白いのが、驚異的な速度で亜弓に追いつくマヤの才能。マヤは感覚として演技を掴むタイプで、亜弓は身体的努力で演技を体に覚えこませるようなタイプ。マヤは亜弓の美貌や芝居をみて卑屈になったりしているが、亜弓はマヤのもつ『努力では手に入らないもの』に嫉妬する。

亜弓が意地悪や卑劣な手段をとる人間ではないので、見ていてほっとする。

 

漫画の中でたくさんの物語も楽しめるのもいい。

たけくらべ』や『真夏の夜の夢』『女海賊ビアンカ』とか。他にもたくさんの物語が読める。

恋愛要素もあり、マヤを巡って同じ役者仲間の桜小路くんと、速水さんが対立している。

マヤと速水さんは年の差が11あるらしく、そこがわりと強調されているのが古めかしくてちょっと面白い。今の時代11の年の差は珍しくないけれど、年が離れているだけでこんなにも躊躇ったり、自分の気持ちを疑ったりするんだなぁ。

面白いのは、女性陣はあまり年の差を気にしていないところ。速水さんの様子ですぐに気付き、さほど疑わないし、受け入れる。男女で差があるのは面白いなぁ。

 

マヤの間抜けさに呆れたり同感したり、速水さんの優しさにきゅんとしたり、亜弓の情熱におののいたりする。

読むのは大変だったけど、読み返したくなるし、ファンが多いのもかなり納得の作品だった…正直コミックほしいな〜。

 

余談ですが、速水さんのこのシーンはさすがに笑った。

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あと桜小路君、で検索すると、キモい、と出てくるのが面白かった。わかる。

私も個人的には桜小路君はないな。。。勘違いがすごい普通のいい人って感じですわ。

手を使うとか、刺繍とかのはなし。

手を使うのが向いている。それは昔からそうだった。

夜更かししてジグソーパズルをするのが好きだった。絵を描くのが好きだった。裁縫が得意で、ミシンより手縫いが好きだった。

『細かいことをコツコツと、一人で静かに淡々と。』私はそれが、大人になった今でも好きだ。

 

先日友人に『マヤ暦』という占いを教えてもらって、占った。笑えるくらい当たっていた。

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私は『青い猿』『青い手』だったのだけれど

特に『手にオーラがある』というのは、読んでいた姉がとても頷いていた。

私が先に書いていた好きだったものは、一応きちんと理由があって好きだった。

ジグソーパズルは、パズルがはまった時に独特の感触が手に伝わる。それがたまらなく好きだった。

色々なジグソーパズルをやり込んでいたので、空が広がるような絵のパズルでも、なんとなくの色味と微かな形の差で、感覚的に、これがはまる、というピースを見つけるのがうまくなった。ピースの形が同じでも、本当に、違って見えてくる。

 

絵を描くのはもう、自我が芽生える前から好きだったので、多分私は、絵を描くべきだったのだと思う。

上手い下手とか、商売になるならないとか、才能があるないとか、そういう理屈ではなく、純粋に、絵を描くことと文章を書くことは、私にとっては、誰よりも何よりも自分を救ってくれたもので、しないことが想像できなかった。それが一番しっくりくる。

 

裁縫は、自発的に何か作ることはあまり沢山はなかった。

授業で縫い物をしたり、先生に頼まれて作品を作ったり、そういうのが好きで。

少しでも縫い目に納得がいかなければすぐやり直すし、それが苦になったりしない。

ひと針ひと針を慎重に刺すのも好きだし、綺麗に揃った縫い目が続いたり、仕上がりが予想以上だと達成感がすごい。

 

占いの結果を見た時、私はやっぱり、手を動かしている時が一番、なにもかも忘れられるのかもしれない、と直感的に思った。

読書や映画鑑賞、音楽を聞いたり歌を歌うのも好きだけど、何より、こうやって指を動かして文章を書いたり、世間から隔離されて自分の目の前にあるものだけに没頭して手を動かしたりすることが、一番集中できる気がした。

それを確かめるべく久しぶりに裁縫をしてみることに。

 

 

 

とりあえず用意したもの。

手芸屋さんで綿麻布、刺繍枠、刺繍糸。

図書館でデザイン案の本

100均でチャコペーパー(失敗)、トレーシングペーパー、刺繍針。

 

作るものをハッキリ決めていなかったので、布はとりあえず綿麻で、使いやすそうなキナリ。

刺繍糸は100均にも売っているけれど、たかが糸、されど糸なんだなと分かる感じ。高い糸を見たことがあるからかもしれないけど。

細いから仮縫いとかにはいいと思う。あと、刺すものが決まっている人とか。

私は練習用に念のため100均で1袋6色入り購入。あと手芸屋さんで3色だけ。

刺したいものが決まってからは通販で購入。

刺繍糸ではDMCというメーカーが有名で色が豊富なよう。そして手芸屋さんで買うより安い。。。

とりあえずハンカチ出来ました。

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普通の布に、緑の刺繍糸でカットワークを。

でもカットワークって、カットワーク用の糸でやるみたいです。気づかず刺し始めてしまったので、まあいいか、緑がいいし…と。

そのあと裁ちバサミで要らない布を先に裁断。イニシャルを刺す時に布が重く感じるのは嫌だったので。

イニシャルを入れる付近は布を切らない。切ってしまうと刺繍枠がはめにくくなるかなと、念のため。

 

イニシャルは図案を見たんだけど、どこからどの順で刺せばいいか分からず、結果、自己流。

ハンカチなので裏から見た時に汚くならないように…このデザインの場合はEの上部と下部は別々に刺している。

 

糸が渡ってしまうのが嫌だったので、Eの上部→花→葉っぱたち→Eの下部の順で刺した。

多分Eをそのまま刺してしまうと花が刺せなくなってしまうかも。。。?

糸を取る本数によって針はサイズが変わるんだけど、ほとんど2本どりで刺したので、針は細く小さい。

花を刺したい部分の下にもEを刺してしまうと、花を刺す時にかなり力がかかるし下手したら針が折れるな、と思ったのと(私は力が強いので)

あと糸が渡ると、花を刺す時に糸がこんがらがりそうだなと。常に裏面を気にしだすと全く進まないので、危険回避で…。

でも、どう刺すのが一番美しいのかわからないし、糸の処理も本ではイマイチ分からず、結局自己流。

多分刺すものによって糸の処理は違うと思う。ハンカチの場合は裏面が見えるからなるべく刺繍内に入れ込んだけど、ポーチみたいに裏地がつくものなんかは多少汚く仕上がっても見えないから平気だし…。

うーん、初めて刺したにしてはまずまずなのかなぁ。わからない。

 

時間を忘れてかなり集中して刺したし、私は、やっぱり、こういうものが好き。

そう、時間を忘れられるんです。良くも悪くも。そして、キリがいいと思える所まで進まないとやめられない。趣味にするにはこれがネックだなと。。。

そんなの自分で時間決めて刺せばいいじゃん、って思うでしょう?無理なんです。本当に好きなものに関しては私はそれが出来ない。

感覚を掴んでるうちに沢山刺したい、イメージが湧いてるうちに形にしたい、早く仕上げたい、使いたい。

ひと針ひと針を丁寧に刺してはいる。

でも、だからこそ、今進めるのが一番綺麗に仕上がる、みたいな感覚が訪れる瞬間があって、そういう時に手は止められない。

お腹が減っても日が暮れても席を立てない…物作りをしてる人って、こういうのとどう折り合いつけてるんだろう。。。

 

まぁ、おそらく、物作りに長けている人は、こういう瞬間があるというより、コンスタントに上手く刺せるんだろうな。

やった分だけ確実にうまくなる気がする。

うーん、刺繍、いいなぁ。続けたい。作りたいものないんだけど。

お酒のはなし

‪書きたい話題がいくつかあるのだけれど、なんとなく今日書きたくなった話をする。

 

私は、美味しくないものは口に入れたくない。

お酒に関しては、美味しいと思うようになりたい、ともあまり思わない。

なぜなのか、それを少し自分の中で考えていた。

 

ひとつは

私の父はアルコール依存症で、うつ病統合失調症を併発していた。

仕事に行かずに家で酒を飲むことが多かったので、私の中での子供の頃の記憶は、焼酎の香りと結びついているところがある。

焼酎の香りと言っても、そのものの香りではない。

焼酎の香りに、ビールの香り、飲んだくれた後に歯を磨かず、風呂に入らず、口を開けて寝る男の香り。

その香りは、酒の匂いに強い酸っぱさが混じった香りになる。

そのなんとも言えない匂いが、とにかく不気味で気持ちが悪い。

だから未だに酒の香りがする男の人があまり好きではなく、どんなに好きな人でも、酒を一緒に飲むと胸がどきどきしてくるので、あまり息を吸いたくなくて呼吸が浅くなる。

 

ふたつは

飲み物の飲み方、にあると思う。

私はなんでも勢いよくごくごく飲む。特に水とお茶。摂取量がおそらく並みの人間の比にならない。

昔から、たまに肌が綺麗と褒められる。

それはおそらく、よく食べ、よく眠り、どれだけ疲れていてもメイク落としと洗顔をせずに眠ることはなく、とにかく水分をとりまくるから。だと自分の中で結論が出ている。*1

まあそれだけ水分をとっていても乾燥肌なんですけどね…それはおいといて。

とにかくごくごくと飲む。500mlのお茶なんて、開けてそのまますぐ飲みきる。

そういう風にさらっとしたものを思い切りよく飲むのが癖付いているので、チューハイとかはジュースみたいで美味しいのでゴクゴクと飲めるし飲んじゃう。

ただ、アルコール耐性が強いわけではないので、わりとすぐ酔っ払ってへべれけになってしまう。

そうなると、美味しいと思えなくて、その上、一気に飲めないお酒を飲んでみたいと思うこともなくなる。

なので、ワインも焼酎も日本酒も好きじゃない。

あれを美味しいと思ってゴクゴク飲める人はすごいと思う本当に。

みんなお酒を飲めるようになってすぐ、あれを『美味しい』と思ったのだろうか。‬

それはビールにも言えることで、私はまだあまりビールが飲めない。*2

付き合いで飲むことがあるかも知れない、とたまに友達が頼んだビールをもらおうとしたことがあった。

まず匂いの時点で、無理だ…と感じる。泡ですら美味しくなくて、一口飲んでみて、うへぇ…と涙目になる繰り返しだった。

よく、ビールはのどごし、という言葉を聞くけれど

何を言っているのか、それは未だによくわかっていない。

味が美味しいわけじゃなく、喉を通る感覚がたまらない、ということなのかなぁ。。。?

ただ、以前弟がくれたプレミアムモルツは少し飲めた。どうしてもビールを飲まなければならなくなったら、きっとそれを飲むと思う。

そもそも、ビールを飲まなきゃいけなくて、プレミアムモルツを選べる状況なんてあるのか?私の人生にはまだその時は訪れていない。

 

私が好きになる人は、みんな酒好きだった。シラフで付き合えない女なのか…?w

当たり前だろうけど、酒好きな人は、酒が飲める女性が好きだし

色々な酒を飲める女性は、きっと素敵な人が多いんだと私は勝手に感じている。

飲めない女がそうイメージしているだけであって、友達が少ないからそれを体感しているわけではない。

酒が飲める人の方が友達は多いし、色々な味が許せるというのは、なにかその人の魅力に感じるし、色々な人を許すこともできそうだなと思う。

暗い部屋でワイン飲みながら映画をみて、そのままソファで眠る女、が映画に出てくると、なんていやらしくだらしなく魅力的なんだろう、と少し感心してしまう。

私はワインも飲めないし、視力をこれ以上落としたくないのでわざわざ暗い部屋で映画をみたくないし、映画の途中で眠ることもできない。

来世はこういう女になりたいなとたまに思うのだった。

*1:あと元々肌のキメが細かいらしいがそれは生まれ持ったものなので人にはそう答えない

*2:前述したお酒たちは一滴も飲めません。何かで割れば飲めるかもしれない、くらいの感じで、たしかキティは飲めた

最近見た映画

劇場霊

元々ホラーが苦手で、特にジャパニーズホラーはお手上げの私(見るし見れるけど引きずる)

リングシリーズは、トラウマすぎて逆に今でもたまに見返します。

この映画は同じ監督が作った作品なのだけれど…うーん、怖くなかった。

多分私の性格的に、人形がうんぬんっていうのがあまり。。。『チャイルド・プレイ』とかも、へー、という感じで見ていたな。

呪いという得体の知れない目に見えないモノが苦手で怖くて、この作品も人形に魂が宿るような形で悲劇が起こっていくんだけど、その元凶である女性の死が、ピンとこない。

たしかにその女は死んだけど、怨念が残るような死に方ではないような、というね。

個人的には、ヒッチコックの『鳥』の方が怖いかなぁ。

怖さの系統が全く違うけど、『鳥』のようなものは怖くないタイプなので、それ以下の怖さということ。。。

 

『怒り』

さきほど見終わったところ。キャストが豪華。

原作は読んでませんが、吉田修一さんは『パレード』が好きなので、話自体は面白いんだろうな〜と気になっていた映画。

ところがどっこい、ひたすらに苦しむ映画でした。ミステリーだからそりゃそうなんですけど、ここまで胸痛む映画だと思っていなかったので。。。うー、しんどかった。

映画としては良い作品だと思うんです。それこそ昨日書いた『昼顔』みたいな、愛の話でもある。人をどこまで信じるか、信じられるか、信じるべきじゃないか。

疑って離れかけても、また結びつくものもある。信じきれなかったから一生記憶から消せない後悔になるものもあるし、信じすぎたせいで破滅に向かうものもある。結局、みんな自分が可愛いんですよ。

私はレイプシーンが本当に苦手で、学生の頃に金八先生で見たものは今でも思い出してゾッとする。あと『恋空』とかもあったような。

そんなシーンがあるとはつゆ知らず見てしまったので、ただひたすら後悔。見てるとき息止まってました。そのあと動悸がして涙目になるくらい。怖すぎるのでそういうシーンが苦手な方は見ないでほしい…。

しかも全員演技が上手いので、映画を見てるというよりは現実にこの人たち全員が辿っている人生を私がそばで見ているような感覚に陥る。これは心に余裕があるときに見ないとダメなやつです。。。

やっぱり私は『息もできない』とかぐらいが丁度いい。現実味溢れる汚さで、因果応報ではあるんだけど、薄っすらとした救いがあった。痛みの描き方が少し落ち着いてるというか。。。

うーん、傷で例えると、『怒り』は猫にバリッバリに引っかかれて血だらけになる感じ。

『息もできない』は傷口は深いんだけど表面的にはあまりエグくない感じ。そういうものの方が若干私は救われるんす。はぁ、2日に分けたのにすげー疲れる映画だった。

 

『昼顔』をみる(ネタバレあり)

友人が見たがっていた映画。

私は連ドラを全話見ていたけれど、特に二人の未来は気になっていなかった。

せっかく宇都宮に買い物に出たので、付き合って見ることに。レイトショー初めて。

 

ドラマ版をまとめると、結婚している上戸彩斎藤工がお互いのパートナーを裏切って不倫。

上戸彩は夫とセックスレスにあり、子供がいない。

斎藤工は出世していく妻に劣等感を感じる日々で、こちらも子供なしという関係。

不倫が周囲の人間全員にバレて、修羅場に陥ったのちに、弁護士を交え書類で『いかなる手段でも連絡を交わさない』ことを誓う。

上戸夫婦は離婚、斎藤夫婦は転居という結末だった。

て、文章にするとこれだけの事なんすけど、その続きの話。

 

上戸彩演じる紗和が海辺の町でひとり暮らしていると、斎藤工演じる北野が蛍の生態に関する講演会で町へやってくる。

一目見るだけと講演会に行くと北野に気付かれ、お互いを認識。川で一緒に蛍を探す関係に。

連絡先も交換せず、肉体関係にもならない。

最後の日にしようとバスを一緒に降りたところを、北野の妻、乃里子に見られて…という感じ。

 

これ以降は結構ネタバレで。

 

個人的には、最初からハッピーエンドになるはずがない物語だと分かっていたので、展開には驚かず。

というか、心中でもするのかと思ってました。ドラマの時から乃里子の狂気がすごいので、簡単に終わるはずがないだろうと。

それに、今の世の中、映画の展開ひとつとっても文句が多い。不倫ののちにハッピーエンドなんて、不倫推奨してるのか!?と騒ぎ立てる人も居るだろうし、この手の映画のお決まり展開は、強い女が生き残り、愛した男が死に、女の腹には新しい命が宿っている。そのままの展開でした。

ただ、死に方は納得いきません。まさか、故意に殺したあの人は、罪に問われるよね?と苛立った。愛情と暴力は紙一重なのか?そんな事はないと私は思う。そこに理性があれば。あの殺し方は衝動でしかなく、私は愛だとは思わないし思えない。北野の優しさが甘いんだよなー常に。ドラマより映画の方が、傷を受けた側の気持ちが丁寧に表現されていた気がしてそこはいいな〜と。

 

結局、なぜ紗和と北野が惹かれ合うのかっていうのは、「分からない」と北野が言っていた。分からないというのは、言葉にできない、理屈じゃないものがあって、その感覚がなにより愛おしさに繋がるのだと。実際、現実の恋愛もそういう感覚に陥る事は多分にあるし、この人の何が好きなのか?と考えたりする事だってある。言葉で説明しろと言われても難しいという気持ちは痛いくらいに分かるなぁ。乃里子の執着的な感情も分からなくない。独りよがりになった時点でそれは行き場がなくなるので、余計どうしようもなくなるんですよね。でも、そういうものなんです。

 

映像はとても好きだった。

海。魚介を食べる人々。蛍の小さな光。ボロボロになっていく麦わら帽子。溺れる紗和。北野の左手の薬指の怪我。昼顔の柄の浴衣。浮遊感。レールに突き刺さるハイヒール。蛍の光と同じ、エメラルド色のリング。

ひとつひとつに込められているものがなんとなく分かる感じが、ありがちでも、全部美しかったです。

 

 

 

 

私は昔、不倫をしそうになったことがある。

まだ処女だったころ出会った人で、結婚していると知りながら連絡をとっていた。

「家庭は冷え切っているし、離婚するつもりだ」と言われた。

私がどうしても家に帰りたくなくて、地元の町をひとりふらついていた時、その旨を何気なく伝えたら、今すぐ会いにいく、と連絡がきて、わざわざ新幹線に乗って会いにきてくれた。

会った途端手を握られ、髪の香りを嗅がれ、これは…食われるかも、と感じる。

田舎なので駅前は閑散としていて、ホテルくらいしかない(相手も帰る電車がない)ので、初めてラブホテルに入った。

何もしないという話だったけれど、やっぱり、そうだよね、という感じで。

何かあったとしても、それはそれでいいかな、好きだし。という感情だったはずなのに

キスをした途端になぜか体がゾッとして、胸がどんどん冷えていくのを自分で感じ、色々いやらしいことはしたけど、結局最後までは致しませんという姿勢は崩さず、そこまでいかなかった。

私は27歳の割に、本当に性経験が少ないけれど、それでもなんとなく、肉体関係を結ぶとその人のことがわかる、っていうのを体感としてすぐ理解できた。相手からの自分に対する愛情の有無は、筒抜けに近いくらい分かるものなのだと。

乃里子は北野との子供を諦めていないと言っていたけれど、北野との行為に愛情は感じられたのかなぁ。ふと思った。

 

https://youtu.be/tI1_4zrhG6A