わたしは10年なにをしていたんだろう。
どんなに好きでも、どんなに憎くても、伝わらないものは伝わらない。
伝わったとしても、なにかが返ってくることは少なくて
返ってきたものが自分の望むものである確率なんて限りなく0に近くて
好きな人を好きで居続けることは難しく
知らない人が知っている人になって、私に触れて通り過ぎていく。
頭を撫でてくれる人もいれば、ナイフでズタズタにしてくる人もいるし
触れるか触れないかお互いじれったくなる時もあり、気づかないうちに打ち解けている時もある。
こないだなにかのはずみで、ヒカキンの結婚観を聞いた時に
それはなんか違うんじゃないかな、と思うような言葉を言っていて
この人は晩婚か、独身が合ってるのかも、と思ったのを思い出した。
どんな言葉でそう思ったのか忘れたんだけど。
その時思ったのは、私は結婚においては、もちろんパートナーがどんな人なのかも重要だと思うのだけれど
周りの子たち(ほぼ既婚者)とか、ネットで繋がってる人、あと親戚とかも含めて、見ていて毎回すごく思うのは
結婚する時にどんな人を選ぶのかが重要というよりは、この人とだから結婚したい、と思うその事が大切で
人はどんな環境にいても必ず変わるもので
心も体も、ずっと同じままではいられないから
この人とだったら影響し合っても平気だ、とか、この人と同じベクトルの方へ変わっていきたい、とか
そういう変化に対応していく力とか、変化に甘えたり、言い訳にしない覚悟が結婚には大切なんだなと、頻繁に思う。
言葉に書くとあっさりしているけれど
これってものすごいものだと私は思う。
私は
たぶん家庭を持つことに向いている方で
それは自分でも分かっているのだけど
それ以前に結婚…ていうか、恋人作りですよねって
最近すごく思うのだった。