なんでも良しとしとくれよ。

そういうことです。

それでも家族

今日は歯医者だった。

17時半からの予約で、ほぼその時間からスタート。

1時間以上診察台に乗ったまま、口を開けたりうがいをしたり。

仮歯だったところを見てもらったんだけど、芯のほうまで虫歯になっちゃってたようで

結局全部削って、土台から作り直すそうで、今日は仮歯作り。

院長先生以外の歯科衛生士さんが、型を取ったり、レントゲンしたり、してくれたんだけど

ちょこちょこ、雑。同じ場所に何度も綿を詰められて、歯茎が痛くなったり

唾液の吸引もへたくそで、ああ、こんなに差が出るのか、人によって。。。と初めて体感。

院長先生が一人でやってくれてるとき、すごく当たりが優しかったので、差がすごくわかった。

綿詰めたまま、「うがいしてください」と言われて、なるべく濡らさないようにうがい(不可能w)したら「はい今日は終わりです~」って。

おいおいおい!ちゃんとせーや!アンタ、トイレ行った後手洗わないタイプ?開けたドアは閉めないタイプ?最後までぬかりなくしろー!とさすがにイラーッ。

本物の歯は、ちゃんと院長先生が入れてくれますように…と祈りつつ、受付のお姉さんがすごく好きなので頑張って通おう…と思いながら、歯医者を出る。

 

1時間は食事できないので、買い物に寄る。生活必需品を買いながら友達にライン。

体調が悪くて誘いを断っていたので、仕事が終わって帰ってくる時間くらいに連絡をしたら、行きたいー!という感じ。

じゃあ一緒に食べようと思いファミレスに入ったら、『でもそこクレジット使えないよね?ココスならいいよー』と。

もう着席してしまっているし、無理だねーという話に。

私に会いたい気持ちより、クレジットで払いたい!という気持ちが勝ってる*1なら、大したことないな、と思い、ファミレスなんかにわざわざ来たことを後悔しながらごはん。

親はお寿司を食べに行っていることを知っていたので、漫画を読みながら一人ご飯を食べて、23時過ぎに帰宅。

仕事が始まる前に、作ろうと思ってた簡単なクッキーを作っちゃおう、と冷蔵庫を開けたら、私に買ってきたであろうお寿司の詰め合わせが入っていた。なんだか泣きそうになってしまった。

 

実家に住んでいる以上、私は愚痴とか、悪口とか、八つ当たりとか、そういうものを毎日受けるし聞くし

ほかの兄弟への文句を聞くことになるし、母はまだ更年期なので、様子を見ながら家事を手伝っているけれど

何よりつらいのは、私の話を聞いたときに受ける反応がかならず否定から入ることで

私は、一個人として自分の意見や感情を持つことを許されていない。

こう書くとものすごく大げさな感じがするかもしれないけれど

深層心理みたいなものが行動に出やすいのが更年期だと思うし

暗にそういう発言や行動をしているというのは、さすがに、もう私もいい年だし、いろんな職場でいろんな人に巡り合っている以上、わかってしまう。

本人に悪気があるかどうかは分からない。分からなくても、言ってることやってることは事実だし、私は、家族としてはもう扱われていないんだと思っていた。

ただ一緒に住んでいる人で、犬が好きな少しおかしい人、くらいのもので。

今日帰ってきていた長男にふいに「帰る前に何かたべさせなきゃ」と言っていたのも印象的で。

その言葉は明らかな『母の姿』で。

姉が来ても、弟たちが来ても、母は『母の姿』になる。

普段仕事から帰ってきてから、ご飯を食べたら晩御飯まで寝たりゲームをしているけれど

他の兄弟がいるときは、洗濯物を取り込んだり茶碗を洗ったり、母親の姿になる。

今日も早い時間に弟が帰ってしまったけれど

帰ったらもうすぐにソファに横になり映画にくぎ付けになっていて

私がもし家を出てたまに帰省しても、母はきっと『母の姿』にならないなと改めて思っていた。

そんなことを考えていたのに、冷蔵庫にぽつんと置いてあるお寿司のお土産を見て

私は一体何をしていて、何様なんだろう、と思ってしまった。

 

昔の母は優しく、ほかの友達の母より若々しいのもすこし嬉しかった。

転んでも怒らずに、大丈夫?と言ってくれたし、母に似ている兄弟のほうが羨ましく

『お父さんがこんなんでも、お母さんがこんなに優しく天使みたいな人だから

私は絶対将来悪いことをしないし、人を傷つけたりもしないんだ』と信じて疑わなかった。

でも別に、実際はそういうわけじゃなくて、それは母が母として居てくれていただけだったのだと、大人になってから私は知った。

順当にいけば母は私より先に死ぬ。大人になった今、母に対して不満を言っている場合じゃない。親孝行するにもリミットがあるし、私はそもそも、大人として認められていない。

嫌な気持ちになることもあるし、言われた言葉に傷つくことだってあるけれど

それに対して悲しんだり、同じように飲み込まれてはダメなのだと思う。

 

おなかいっぱいの状態でお寿司を食べて、クッキーを作った。

クッキーは焦げた。いつもだったら、上達のなさに腹が立つけれど、今日はもう、腹が立たなかった。

 

*1:手持ちのお金もあまりなかった様子